あなたは、「うらやましい!」と英語で言う時なんて言いますか?よく語学留学生が「いいなあ、うらやましい!」を「I envy you!」と使っているのをよく聞きます。間違ってはいないですが、ネイティブは使わないで不自然な表現です。
「いいな、羨ましい!」を英語で表現する
それでは、ネイティブスピーカーが使う自然な「いいなあ、うらやましい〜!」はどのような表現を使うのでしょうか?
- いいな、羨ましい。「I am jealous.」
- 「I’m jealous.」に+@で文章を強調
- その他、間接的に「うらやましい」を表現するフレーズ
それでは、順番に見ていきましょう!
1. いいな、羨ましい。「I am jealous.」
ネイティブスピーカーが一番使う、日本語の「いいなあ、羨ましい!」に一番近い表現は、「I am jealous.」です。日本語の中で使われる「ジェラシー」はどちらかと言えば「嫉妬」「妬む」のネガティブなニュアンスですが、英語で使う「Jealous」は「うらやましい」のポジティブなニュアンスで用いられていて、「いいなあ、羨ましい。」といった表現で日常的によく使われる言葉になります。
例文 「I’m Jealous.」
例文①
A : I’m going to Hawaii next month. 「来月ハワイに行くんだ。」
B : I’m so jealous. 「えええ、羨ましい!」
I’m so jealous. 「so」を入れるとその文章を強調させてくれます。入れても入れなくてもOKです。
例文②
I’m jealous of you because you have a good boss. 「あなたにはいい上司がいて羨ましいわ。」
jealous of 〜 「〜が羨ましい。」: 〜の部分には羨ましく思う人(もの)を入れる
例文③
They are jealous of our success. 「彼らは、私たちの成功が羨ましいのよ。」
例文④
Are you jealous? 「羨ましいの?」
2. I’m jealousに+@
文脈によっては、単に「うらやましい」と述べるだけでなく、何がどう羨ましいのか一言加えることによって会話がナチュラルに聞こえ、意図したニュアンスが伝わりやすくなります。
「いいね」「すごいじゃん」のニュアンスを伝える場合の+@フレーズ
- That’s nice !
- That’s great !
- That’s awesome !
上記をI’m jealousに付け加えます。
例文①
That’s great! I’m so jealous! 「いいな、羨ましい!」
例文②
That’s awesome! I’m jealous of you. 「すごいじゃん、羨ましい!」
「ついてるね!」のニュアンスを伝える場合の+@フレーズ
相手の運が良くて羨ましいと思う場合に「ラッキーだね」「運がいいね!」と使えるフレーズです。
- You’re lucky !
- Lucky you !
- Good for you !
例文①
I saw Justin Bieber in Toronto last night! 「昨日ジャスティンビーバーみたんだ!」
You’re (so) lucky! I’m jealous of you… 「ついてるじゃん、羨ましいな。」
例文②
I won the lottery. 「宝くじに当たったんだ!」
Lucky you! 「運がいいね!」
仕事で昇進した時や、努力が実った出来事に対して使うと「あなたは運が良かった」と解釈されるので褒め言葉にはなりません。「運が良くてよかったね(実力では絶対に無理でしょ)」といった皮肉・やっかみの印象の悪いニュアンスになりますので、気をつけましょう。
3.その他、間接的に「うらやましい」を表現するフレーズ
「羨ましい」という直接的な意味は、下記フレーズにはありませんが、間接的に「羨ましさ」を表現するフレーズをあげました。
“I’m happy for you.” 「よかったね〜!」
「私も嬉しいです」や「よかったね」、または「すごいじゃん」などのニュアンスで使われます。
例文
Congratulations on your graduation! I’m so happy for you! 「卒業おめでとう、嬉しいよ!」
“I’m proud of you.” 「さすがだね!」
例文
You did a good job! I’m proud of you. 「よくできましたね!さすがです。」
I’m happy for youと全く同じ意味です。「さすがだね。」「すごいね。」「よかったね」という相手のことに対して「嬉しい」という気持ちを伝えるフレーズです。
“It’s not fair.” 「ずるい〜!」
Mom, why my sis has a new iPhone? It’s not fair! 「お母さん、なんで妹は新しいiPhone持ってるの?ずるい〜!」
この時の「It’s(That’s) not fair」は、”自分が不公平な扱いを受けている”と訴える場合に使います。家族や親しい友人などカジュアルな場面でよく使われます。
“I wish I were you..” 「私があなただったらな。(羨ましいな。)」
仮定法過去を使って、実際は現実化は難しいけど、期待や願望を表しています。wishの仮定法を使って“I wish I spoke English like you.” 「私もあなたみたいに英語しゃべれたらいいな。」と願望や期待を相手に伝えることができます。
まとめ
以上、「いいな、羨ましい!」英語で何て言う?でした。
英語には、日本のように「羨ましい!」と一言でどの場面でも使える便利な言葉はありません。一番似たような言葉として「I’m jealous.」を選びましたが、今回他にも紹介したようにシチュエーションやその場面にあったフレーズがあります。もちろん使い方を間違えると嫌味に聞こえてしまったりもするので使うときは気をつける必要がありますね!
コメント