マリファナ(大麻)は、現在医療薬品として一般の人でも政府のもとライセンスを持つ薬局で購入することができます。それがジャスティン・トリドー首相の元カナダは、2018年7月1日のカナダの建国日にマリファナを完全に合法化し、コンビニや酒屋などどこでも購入できるようにしようとしています。完全合法化した場合、カナダは世界で2番目にマリファナを商業化する国になります。
2018年夏に大麻(マリファナ)を完全合法化へ
今現在、テレビやラジオ、街へ出てみると多くの人がマリファナ完全合法化についての討論をしています。どのように販売されるのか、年齢制限・使用・販売制限などなど。日本では使用するのはもちろん持ち歩いているだけで逮捕されてしまうマリファナ。
2018年のマリファナ完全合法化へのあれこれをまとめてみました。
- カナダ人にとってマリファナとは
- なぜマリファナを完全合法化するのか?
- 完全合法化されるとは!?
それでは順番に見ていきましょう!
1. カナダ人にとってマリファナとは
日本で知られるマリファナ(大麻)は、カナダではCannabis(キャナビス)、Weed(ウィード)またはMarijuana(マリワナ)、Pot(ポット)などと呼ばれています。
日本とカナダのマリファナの意識の違い
日本では、マリファナ=ドラッグ、薬物、危ないというイメージが強いですね。マリファナの使用はもちろん、所有していることすら違法。その一方、カナダではマリファナはリラクゼーションの一種、良いものと考える人が多いです。実際にマリファナを薬用として販売できる薬局では、学生からビジネスマンなど一般人がストレスが安らぐ、リラックスできると多くの人が利用しています。the Angus Reid Institute (ARI) の調べではカ、カナダ人の63%以上が今回のマリファナ合法化に賛成していて、わずか37%が反対。特に賛成票が多いのは、18歳から34歳までの若い層が72%でした。
またマリファナ合法化をすることで、今よりも状況をよくすると答えた人たちは、58%。今よりも悪化すると答えた人たちは、42%でした。
2. なぜマリファナを完全合法化するのか?
まず、カナダではマリファナはタバコやお酒に比べて身体への影響が少ないと考えられています。現在も薬用として睡眠不足、ストレスがたまっている人などへ処方されています。
マリファナ完全合法化は、合法化することによって子供達の薬物乱用を防ぐ目的と犯罪組織(ギャング)へのマリファナ収入源を断絶が最大の理由です。犯罪組織により、多くの人がマリファナに手を出し、そして覚せい剤もしくはもっと強力な薬物に手を出し、それにはまり抜け出せなくなっています。
犯罪組織にマリファナの違法売買をさせるということは、規制も制限もありませんし、何をマリファナの中に入れているかもわからない=とても危険、なんです。彼らにとって薬物にハマればハマるほど収入は増え、好都合なんです。
そこでカナダ政府は、お酒やタバコのように合法化することで、しっかりと規制と制限をしてマリファナを販売し犯罪組織への収入を断絶、さらには税収もアップできるということなんです。
3. 完全合法化されるとは!?
現在、2018年の大麻完全合法化について制限や規制などの討論、調査が行われています。今のところ話されているものをいくつかご紹介します。
1人30グラムまでのマリファナの所持がOK。オンラインでも購入ができる?
1人30グラムまでの乾燥もしくは乾燥していないマリファナの購入が可能です。また州によっては、政府公認の薬局のオンラインでの販売、郵送も可能になる可能性があります。
18歳以上の成人であれば購入できる
カナダで決めた年齢制限は18歳以上です。但し、ARIの調査では58%の人が18歳以上では低すぎるとの意見もあります。各州の管轄によりこの年齢制限は引き上げられる可能性もあります。
家でマリファナの栽培が出来る
1家庭に4本までのマリファナ栽培ができます。但し、各マリファナの高さは1メートル以上になってはいけない。またマリファナを使った食べ物、飲み物などを個人使用目的で作ることが許可されます。
マリファナ使用後の車の運転は不可
マリファナを使用後の車の運転は不可。お酒と同様、警察官によりドラッグ服用検査が行われます。もし陽性の場合、罰金やポイントの喪失が考えられています。
犯罪組織から販売されるマリファナは違法
カナダ政府公認された場所以外での闇ルートでのマリファナの購入、売買は違法です。
旅行客がカナダ国外からマリファナを持ち込むこと、カナダから国外へ持ち出しすることも違法になります。
マリファナを使った商品が増えるかも?
新鮮なマリファナの葉、乾燥マリファナ、マリファナの種、マリファナの油、マリファナの苗木などの販売は、今後徐々に検討される予定です。
他にも販売されるマリファナのパッケージ、広告制限、販売許可されるお店などなど討論がされています。
まとめ
以上、コンビニでマリファナが買える?!2018年7月カナダの建国日にマリファナ(大麻)が完全合法化。でした。今後どのようにマリファナの完全合法化が展開されていくのか楽しみですね!
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