カナダ・オンタリオ州での国際結婚の手続き方法を今回紹介します。家族移民(ファミリークラス)で永住権の申請をする場合、必要提出書類の一つがMarriage Certificate(結婚証明書)です。どのように取得するのか、申し込み方法を簡単にわかりやすく最新情報をお届けします。
カナダで国際結婚する手続き
日本で結婚するためには、市区町村の役所へ行き婚姻届を提出を行い、完了となりますが、カナダで夫婦として認められるためには、法律的に結婚式を挙げる事が義務付けされています。
2017年現在オンタリオ州トロントで国際結婚をした流れとしては、Marriage Licenseを取得して、Marriage Ceremonyを行い、Marriage Certificateを取得するという風になります。国際結婚の手続きについては、各州によって異なる場合もあるようなので、各州のホームページで確認しておきましょう!
結婚できる年齢は満16歳以上
オンタリオ州で結婚をしたい場合、必ず満16歳以上である必要があります。
但し、18歳以下の場合、その両親の同意書が必要になります。
流れ① Marriage Licenseを取得する
Marriage Licenseを取得する際に必要なもの:
1. 政府発行の身分証明書2つ。その1つは必ず写真がついているもの。
政府発行の身分証明になるもの
- 有効なパスポート
- 政府発行の出生証明書(Birth Certificate)
- 有効な運転免許証
- オンタリオフォトカード 等
日本の運転免許証は、日本語になるのでダメです。カナダの運転免許証または国際免許証であれば身分証明書として認められます。
出生証明書は、戸籍謄本を持って日本領事館に提出し1週間ほどで手に入れることができます。申請書を受理する時に申請書類発行料を支払います。戸籍謄本を翻訳の方に訳してもらったものは、政府発行の書類とならず、認められませんので、注意しましょう。
2. 申請料金を支払う
3. Marriage Licenseの申込書を提出する
Marriage Licenseを取得する場所で、申し込み用紙はもらうことができます。一応こんな感じになっています。
▶︎▶︎Marriage License Application Form
オンタリオ州トロントであれば、トロントの新市庁舎でライセンスを取得できます。ライセンスは、発行してから90日間有効です。この3ステップ終了後、ライセンスの取得が完了です。
流れ② Marriage Ceremonyを行う
挙式会場を選ぶ
挙式会場は、シティホールを有料で借りることもできます。30分ごとに予約できて、30分で大体150ドル程度です。その他、教会、公園、レストラン、自宅などでも挙式することもできます。つまり、挙式の場所はどこでも大丈夫です。
公証人、証人2人を手配する
Marriage Ceremonyには、公証人(Marriage OfficiantもしくはMarriage Commissionerとも呼ぶ)の立会いと2人の証人が必要です。公証人は、オンタリオ州で認められた資格を持つ人のみ可能です。立会人は友人、家族、通りがかりの人など誰でも可能。もしリハーサル等を行う場合は、リハーサル料を支払う必要があります。また人数や規模によって、公証人に支払う料金も変わります。
ライセンスを取得する際に、公証人や挙式会場についての情報をもらえるので、そこで手配してもいいと思います。シティホールを借りる場合、場所のみの予約となっていて、公証人がついていない場合もあるので、必ずパッケージになっているか確認しましょう。
Marriage Ceremonyが終了した後、公証人が書類を政府に提出してくれます。
流れ③ Marriage Certificateを取得する
挙式から約6〜8週間ほどで登録が終わるのでそののち、オンラインにてMarriage Certificateのコピーを送ってもらうように手配をします。Marriage Certificateは待っていても届きません!!ビザ申請等で必要な場合、必ずオンラインで申請する必要があります。
▶︎▶︎Marriage Certificateのコピーを取り寄せる
結婚証明書の発行には、下記が必要です。
- 結婚登録したのが、オンタリオ州である
- 新郎新婦の苗字、名前
- 挙式をした日
- 挙式を行った場所(トロント等)
- 申請料金支払い(約15ドル程度だったと思います)
申し込みをしてから、約1〜2ヶ月程度で郵送にて送られてきます。
まとめ
以上、「最新のカナダで国際結婚!移民申請に必要な結婚証明書の取得方法。」でした。
カナダでの国際結婚の手続きは、Marriage Licenseを取る→Marriage Ceremonyを行う→Marriage Certificateを手に入れるの順番です。注意したいポイントは、政府発行の身分証明書は、結構永住権申請の際に聞かれるので、事前に国際運転免許証もしくはオンタリオの運転免許証を取得しておいたり、出生証明書も2枚程度念のために持っていく等しておいたほうがいいかもしれません。また、結婚証明書は待っていても届きません、必ずオンラインでコピーを送ってもらうように手配を行いましょう!
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